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先物ニュース！
東京ゴールドスポット＝取引高が20万枚超
〜取組高も金ミニの倍
東京商品取引所は５月中の商品別取引高を発表した。それによれば、５月７日に取引がスタートした東京ゴールドスポット１００（金限日取引）の売買が順調に伸びていることが明らかになった。
東京ゴールドスポットの５月中の取引高は２０万２３３３枚で、一日の平均取引高は１万１９０２枚だった。取引単位が同じ金ミニ取引の売買高は７万６６１２枚（一日平均４２５６枚）で、東京ゴールドスポットはそれを大きく上回った。取引単位が１０倍の金標準品と取引総量を比べると、標準品の４％に達する。上場来、取組高も順調に伸びており５月末時点では４万３６１０枚で、金ミニの２万４１０７枚を大きく上回った（６月４日時点では東京ゴールドスポットが４万５９８９枚、金ミニは２万４０２１枚）。
上場前には、売買単位が金ミニと競合するため食い合うのではといった懸念が一部にあったが、まだ詳細な分析が済んでいないとしながらも、江崎格社長は「今のところそうした兆候は見られない。金ミニの売買が減ったということもなく、むしろ金ミニも増加傾向が見られる。今後、裁定取引などが活発になればさらに双方の売買が増えるのではと期待している」と懸念を払拭した。
また、江崎格社長は上場１ヵ月を経過した時点のマーケットについて、「最近当社が上場した商品の中ではかなり良いスタートが切れていると感じている。当社の主力商品である金や白金、あるいは原油等に並ぶ勢いで育っている。現在、ネット証券でも取り扱いを検討しており、それが実現すればさらに取引高は増え、当社の主力商品になり得ると期待している」と評した。
現在、東商取の貴金属受託業務を行う商先業者１７社のうち東京ゴールドスポットを取り扱っているのは１１社で、２社が取り扱いを予定している。取次業者は１０社のうち４社が取り扱っている。
今後、取り扱いを見送った業者の参入、そして証券会社やＦＸ業者の参入が促されれば主力商品となる可能性を十分に秘めている。
関係者からは、「他の商品でもスポット市場を作ってもらいたい」といった気の早い意見も出ている。
6月16日営業日（6月15日夜間立会）より委託者証拠金が変更されます。
平成２７年６月中の委託者証拠金額一覧
（６月１５日夜間取引より）
東京金 1,000倍 96,000円
東京金(ミニ) 100倍 9,600円
東京ゴールドスポット100 100倍 9,600円
東京白金 500倍 48,000円
東京白金(ミニ) 100倍 9,600円
東京銀 10,000倍 40,000円
パラジウム 500倍 45,000円
東京ガソリン(バージガソリン) 50倍 165,000円
東京灯油(バージ灯油) 50倍 170,000円
東京原油(ドバイ原油) 50倍 160,000円
軽油(バージ軽油) 50倍 140,000円
中京ガソリン(ローリーガソリン) 10倍 35,000円
中京灯油(ローリー灯油) 10倍 40,000円
東京ゴム 5,000倍 45,000円
とうもろこし 50倍 30,000円
一般大豆(2016年2月限まで) 10倍 16,000円
一般大豆(2016年4月限より) 25倍 40,000円
小豆 80倍 20,000円
東京コメ 200倍 60,000円
大阪コメ 50倍 15,000円
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-林 則行-
世界最大の政府系投資ファンド・アブダビ投資庁の元日本株式運用部長。
当時中東でただ一人、日本人としてオイルマネーを運用した投資のプロ。
欧米運用機関でもファンドマネージャー、アナリストを歴任。投資の本場、
米国にて相場ノウハウ修得を目指し、コロンビア大学ＭＢＡに留学、
ジム・ロジャーズから時代の読み方、変化の見出し方を学ぶ。
現在、アシュクインベストメント代表。米国公認会計士。
先物ニュース
東京ゴールドスポット１００取引開始
初値 4,565枚 売買 12,525枚
東京商品取引所で７日、東京ゴールドスポット１００（金限日取引）の取引が開始された。午前９時の取引開始とともに江崎格社長と岡地和道日本商品先物振興協会会長による打鐘セレモニーが行われ、関係者で上場を祝った。
これまでの商品先物取引とは異なり、限月（期限）のない商品設計とし、特にＦＸに親しむ個人投資家等の参入が期待される東京ゴールドスポット１００の取引が７日開始された。初値は４５６５円、終値４５６７円、この日一日の取引高は１万２５２５枚、取組高１万０８１４枚での船出となった。
打鐘セレモニーの後、江崎社長は「期限のない商品設計となっているので、ＦＸ取引を行う投資家にとっても取引し易いものと考えている。また、金現物を購入したいというニーズにも応じられる商品設計にもなっているのでそうした人にも利用してもらいたい。そのためには今後、あらゆる手段を講じてＰＲし、当社の主力商品に育てていきたい」と新商品に対する意気込みを語った。さらには、「金をはじめとする商品は金融商品とは違った値動きをするので、ポートフォリオのひとつとしてもっと注目してもらいたい」と、これを機に商品市場全体の底上げを狙う。
取引終了後には、「良いスタートが切れた。商品先物業者のなかには現在システム対応の社もあり、こうした取引参加者が今後取り扱いを開始することを踏まえると、取引はさらに増していくものと期待している」（同）との談話を発表した。
ご祝儀商いの影響か２日日以降の売買高は減少したものの、１５日には１万５０００枚を突破した。取組高も順調に伸びている。
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[東京金]
ＮＹ市場の上昇を受けて、反発して始まった。その後は円安進行やドル建て現物相場の上昇を背景に、上げ幅を拡大して取引を終了している。
先限は前日比３５円高の４６８８円、出来高は２３１５６枚。
[東京白金]
円安やＮＹ市場の上昇を受けて、反発して始まった。その後はもみ合いで推移したが、午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて上げ幅を拡大して取引を終了している。
先限は前日比１９円高の４４５２円、出来高は８５８２枚。
[東京ガソリン]
ＮＹ原油の続伸などを受けて、買いが先行して始まった。その後はもみ合いで推移したが、午後に入ると、円安進行を受けて上げ幅を拡大して取引を終了している。
先限は前日比２４０円高の６３０７０円、出来高は５１４７枚。
[東京ゴム]
石油相場の上昇などを受けて、買いが先行して始まった。その後はもみ合いで推移したが、午後に入ると、円安進行や上海ゴムとシンガポールゴムの上昇を受けて上げ幅を拡大して取引を終了している。
先限は前日比３．０円高の２３７．７円、出来高は７５４６枚。
[東京コーン]
シカゴの下落を受けて、総じて売りが先行して始まった。売り一巡後は円安進行などを背景に、地合いを引き締めて期中以降の３本がプラスサイドに浮上して取引を終了している。
先限は前日比１００円高の２５２６０円、出来高は１６０３枚。
[東京一般大豆]
まちまちで始まった。その後は閑散商いのなか、円安進行などを背景に総じて堅調に推移して取引を終了している。
先限は前日比１６０円高の５２７５０円、出来高は１０８枚。
